日本、再探紀

日本の魅力を再び、探していくブログです。

SRV250 「最終調整」

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SRV250。

それぞれ感じる魅力があって所有される方も多いと思います。

僕の場合も、そこそこ走って楽しめるバイク、程よいサウンドのVツイン&マフラー二本出し、美しいクラシカルデザインなどが理由としてありました。

しかし、旅をするバイクとして、「燃費」
これはかなりの重要ポイントでもありました。

ネット上ではその燃費の良さ、なんと30km/l 超も走ることでも好評だったSRV250は、長旅でのシングルは酷なのも手伝って選択した自分にとってのベスト・バイクなのですが…

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由々し〜


由々しき事態!


まあ、250マルチなどであればこの程度の燃費も然もありなん、ですが、せいせいせいですよ。

運転かな、と思い、ずーっと定速でバイパスを走ったりしましたが、峠で攻めたほうが燃費がいい、などと訳わかめ現象まで出る始末。

古いバイクだから個体差は出るよ、というバイク屋の声も慰めにしか聞こえません。

周りの燃費報告の良さに、まさに隣の青い芝状態でした。





…なんとかしないと。


結局あれやこれやの試行錯誤+過去のメンテナンス記事を全て行いました。


結果、

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ふっふっふー!



自分なりの解釈ですが、自分のSRV250において効果があったであろう事項は
・フロントスプロケット交換 (15T → 16T)
・キャブ調整 (洗浄)
でした。

フロントスプロケット交換は過去記事を見ていただくとして、キャブ調整を追記しておきます。


SRV250はもともと濃い気味のセッティングのようで、以前、マフラーから黒煙がで始めたところもその仕様が垣間見れます。プラグも真っ黒。構成部品は全て純正です。

なので薄くします。


SRV250の場合、シートとタンクを外せば、キャブを取り付けた状態でも調整が容易に出来ます。

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今回はジェットニードルのクリップ位置を調整しますので、こちらの燃費ポンプを外します。
こうすることでキャブにドライバーでアクセス出来るスペースを作ります。

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四隅のネジを外し空けます。

中にスプリングが入ってますので飛び出し注意。

クリップ位置を上げ、薄くします。Eリングが入っている溝がクリップ位置。

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この位置を調整すると燃料比が調整されます。ネット情報ではアクセル中開度に対する燃料比とのこと。

プラグをみつつ、走りながらセッティングします。

結果、自分のSRV250は、前気筒側はクリップ最上段、後気筒側はクリップ最上段一つ下での調整となりました。

以上です。


なにも買うこともなく調整が出来るので、プラグをみながら適宜調整すると良いと思います。

純正構成のキャブなので、サービスマニュアルとクリップ位置が異なるのはいささか不満ですが、それこそバイクの個体差と納得します。

結果よければ。


エンジンフィールも全然変わりました。スロットルを開けていった際、回転域 4,000〜5,000 rpmまでに一度引っかかりがあったのですが、それも全く無くなりました。さらに、巡航領域でのエンジン音がほとんど聞こえないぐらい静かになってます。


購入当初からずっと悩みの種だった燃費が改善されたので、本当に良かったです。

なにかの参考になれば幸いです。

もっとSRV250が好きになりました。

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