2013.08.03 徳島県みよし郡〜香川県善通寺市
徳島県民に、「おおぼけ!!」といいますと、恐らく、親切な方であれば怒られはしません。
徳島県は三好市へ促されることでしょう。
はい、こちらは大歩危峡、いわゆる、渓谷です。
この漢字の読みを、「おおぼけ」と読むんですね。
決して罵倒しているわけではありません。
ちなみに、小歩危という渓谷も存在し、大歩危と合わせて「大歩危小歩危峡」などと呼ばれるようです。
諸説あるようですが、名称の由来は、「大股で歩いても小股で歩いても足元が危険」ということからだそうです。
美濃田の渕キャンプ場から出発し R32を南下して行きますと、日本三代秘境である祖谷へと通づる山道となっていきます。
その途中、吉野川と鉄道 土讃線と併走しながら、四国の奥地へと入って行きました。
また、 R32途中にあります道の駅、ラピス大歩危では、なんと妖怪屋敷がございます。
実はこの三好市、場所は山城は妖怪で有名で、子泣じじい発祥の地でもあるんですね。
そういえば四国の山々は霧たちこめる山地という雰囲気がしなくもないです。
おどろおどろしい感じはしますよね。
まさに秘境。
その大歩危小歩危峡からさらに南下、途中 R45を東に行きますと、本日のメインイベント、三大奇橋 かずら橋が見えます。
かずら、という植物を編み込んで出来た橋だそうで、なんでも敵が攻め入られた際に切り落として難を逃れるためにできたようです。
なので作りが超こええ。
安全の為ワイヤーが入っているにも関わらず、ぐわんぐわん揺れる橋はさすがにビビりました。
幼い頃は吊り橋とか全然平気だったのですが…
この祖谷、という土地は、日本という国が凝縮しているようで心癒されます。
元々平家の落人が追手から逃れるため、人がほとんど足を踏み入れない場所を探し、たどり着いたのが祖谷始め四国中心部の山岳地帯だったという歴史がある祖谷。
故に同様に近代まで地理的にも文化的にも都人からは切り離されたこの土地は、古き日本の空気を未だに薫りつづけているのでしょう。
秘境とされている奥地、とはいえ観光地化されているところもありますので、かずら橋なんかは意外と行きやすいです。道もちゃんと2車線ありますし。
秋になると紅葉でより風流な景観となるようです。
また行きます。
今夜は大麻山キャンプ場にて宿泊。
再探六十九日目
再探できた都道府県 28 [残り 19]
移動距離 170km [計 7,900km]
出費 ¥2,600 [計 ¥387,700]
(内訳)
・食事代…¥1,600 [計 ¥104,500]
・入浴・宿泊・キャンプ場代…¥0 [計 ¥91,400]
・ガソリン代…¥0 [計 ¥46,400]
・衣服・洗濯代…¥0 [計 ¥8,200]
・日用品・雑貨代…¥0 [計 ¥43,000]
・バイク修理・用品代…¥0 [計 ¥41,500]
・レジャー施設使用料…¥1,000 [計 ¥5,900]
・画材代…¥0 [計 ¥5,900]
・その他…¥0 [計 ¥8,300]
※ 十円以下四捨五入