2013.09.21 北海道有珠郡〜北海道苫小牧市
北海道、発ちます。
洞爺湖畔の素晴らしいキャンプ場から目を覚ましまして、いよいよ本日が最終日とあいなりました。
北海道はキャンプ場の質が本当に高く、ロケーションはもちろんのこと、その質を落とさないしっかりとした管理体制をとっているのにも関わらず、ほとんどが無料以下安価で利用出来ますことが素晴らしいです。
キャンプを始めてする! というのであれば北海道が一番敷居が低く、かつ満足度は非常に高いことでしょう。
ただ、熊対策だけは、しっかりと。
そう、熊といいますと、実は本日、僕が北海道で最も行きたかった場所を最後にとっておいてありました。
のぼりべつクマ牧場。
日本で最も有名な熊専門の動物園です。
いやー、しかし、¥2,520とはなんたる値段でしょう。
バイクの駐輪料金が¥200、自家用車が¥500。
こういうときは、ディズニーランドを引き合いに出し、むしろ半額じゃんとやや強引に歓喜するのがコツです。
しかし、というのもこのやや高額である値段設定の中には、少なからずロープウェイ料金も含まれているのは考慮するべきところです。
登別くま牧場は、なんと山の頂上にあるんですね。
登別温泉街のすぐ近くにロープウェイ乗り場があるので裏山程度かと油断していましたが、グングン登るロープウェイは一体どれほど登ったのでしょうか。
苫小牧、室蘭が見えるぐらいまでは登ります。
さてさて、何処に熊がおるかえー?と到着しました山頂から、お目見えしましたのは思わぬ伏兵真円のカルデラ湖、クッタラ湖でございます。
クッタラ湖、まずはその奇跡的な形をご覧ください。
ざ☆真円。
そして全貌。
写真では果たしてどれぐらいの雰囲気が伝わっているかですが、カルデラ湖とは山の山頂に湖があるものと思っていただければ大丈夫です。
当然、朧げながら奥に見えます日本海よりも高い水位になるわけですが、この自然の妙が神秘的な雰囲気をガリガリ放っておりました。
そして!
まーくーですね。
くそう、iPhoneだと限界が低い… とはいえ、一眼レフでもズームレンズがないと厳しい距離でしたが。
ここではエゾヒグマが雌雄別で飼育されておりまして、以前に伺ったことがあります奥飛騨くま牧場は主にツキノワグマが主体でしたので、同じくま牧場でも全く雰囲気は異なります。
なぜなら、ヒグマのほうが凶暴なんです。しかもでっけえ。
日本には大別して二種類の熊が生息しております。
北海道のみエゾヒグマ。本州以南ではツキノワグマ。
ツキノワグマはそのビジュアルから凶悪なイメージがありますが、ヒグマと比べると身体つきは小さくよりおとなしい性格。
ショーなんかでもほとんどがツキノワグマ (ブラックベア) が使われております。
[ツキノワグマのショー]
対してヒグマは直立すると3mは超える程に大きい個体もいるようで、性格もツキノワグマと比べても攻撃的。
それはそれは世にも恐ろしい種なのです。
そのようなヒグマを、のぼりべつクマ牧場では現在なんと100頭強の飼育に成功しております。
これは本当にすごいことで、日本屈指のくま牧場であるとともに、1958年から創業という古く長い歴史からその自信と尊厳を感じられます。
やはり、来てみてよかった!
また、北海道ならではの施設と致しまして、アイヌ民族の家 [チセ]の再現家屋や民族工芸品、生活用品などが展示されております。
他には北海道の生態としてリス、タヌキもいました。
冬季は閉鎖されるので、夏に行こう!
北海道の旅を締めくくるのに十分すぎるぐらい堪能しました。
あっそういえば今日で帰らなくてはいけないのでした。
苫小牧東港より、新日本海フェリーすずらんに乗船。鶴賀まで向かいます。
二週間余りの北海道は、ざっくり一周周るのにはなんとか紛いなりにもこなせたような期間でしたが、しっかり見るとなるとまだまだ全然少なかったように思います。
途中北海道道中では、全国津々浦々からキャンピングカーが連ね、バイク、車もたくさん見かけました。
僕よりももっと時間をかけて周るような方々がたくさんいたように思います。
期間が取れない方も、足繁く何度も北海道を訪れておられるようでした。
かくいう僕も、行けなかった魅力的な場所がのちに発覚するたびに、「まーまた来るから」が口癖となっております。
まだ夢心地が抜けません。
再探九十四日目
再探できた都道府県 33 [残り 14]
移動距離 170km [計 11,410km]
出費 ¥31,100 [計 ¥548,300]
(内訳)
・食事代…¥4,400 [計 ¥145,700]
・入浴・宿泊・キャンプ場代…¥0 [計 ¥105,900]
・ガソリン代…¥1,000 [計 ¥69,400]
・衣服・洗濯代…¥1,200 [計 ¥10,700]
・日用品・雑貨代…¥0 [計 ¥47,500]
・バイク修理・用品代…¥0 [計 ¥46,100]
・レジャー施設使用料…¥2,800 [計 ¥15,800]
・画材代…¥0 [計 ¥5,900]
・フェリー移動費…¥18,700 [計 ¥37,600]
・その他…¥3,000 [計 ¥18,700]
※ 十円以下四捨五入