日本、再探紀

日本の魅力を再び、探していくブログです。

2013.10.12 青森県下北郡大間町〜青森市

f:id:gaki-228:20131012223026j:plain

あーもうしんどー…




またまたのそれでこちらとしても大変恐縮で、飽き飽きなのも十分承知なのではありますが、やはり言いたいんで。



天気、悪すぎない?



またか天気かよとかいうのはナッシン。バイクの場合、雨だと乗り降りの所要時間が3倍になるんですよ。

いや、まあ、それだけならまだしも、マグロの街、大間に泊まった昨晩、それはそれは熾烈な雨との攻防が繰り広げられていたとはまさか思わないでしょう。




その日の天気予報は、今日の深夜からマジ晴れるっしょ☆とのことをまあそれはそれでそれですが鵜呑みにしてしまった私は、しかし騙されんとバイクカバーをかける他、縁石にタイヤを密着させて雨・風対策をしっかりしておりました。

まあ、最悪ちょっと降っても大丈夫〜 と思っていた、運命の日付を跨ぐその時、テントで寝ている私の尻に気持ち悪違和感が襲い、まさに飛び上がるとはこのことかというほどにビックリ目覚めます。




雨振りすぎて、テントに浸水してます。



グランドシート、インナーテント、銀マット、寝袋と長きの旅路を経て水勇者が果敢に攻め入って来られました。


ビックリして手をついたそこも、じわっと水が出てきてます。





もう軽くホラーですよ。

ドラえもんの雲の王国のシーンを思い出しました。
のび太がおねしょをしている夢を見て目が覚めたら、家が洪水にあっていたあのシーン。


外はすでに雨が凄まじく、テントの中の獲物をなんとかして取り出したいとする熊のように、激しくテントが叩かれておりました。



うーん? しかもなんか天井近くね…?てか鼻につくんですが

写真↓

f:id:gaki-228:20131012222949j:plain

わかりますか? 横殴りの風がテントを板ばさみのように挟み込んでいます。

普段↓

f:id:gaki-228:20131013211928j:plain



風強っっっっ!!!




ありとあらゆるものが飛んでいっていました。

まじで 20m/sぐらいありましたよ。
チャリなら浮くぐらいでした。





もう、これはダメだと思い、テント設営禁止ではありますが申し訳ないです、炊事場内の室内にテントを設営することにしまして、アリがせっせと角砂糖を切り削り集めるように、少しずつ中の荷物とテントを豪雨に晒されながら炊事場へ運びます。




そして、全てが移行が終え、どっと疲れが出たものの、さすがにこの建物が吹っ飛ぶわけはないと落ち着きを取り戻し、何度もタオルを拭いては絞って水気をとりまして、そこへ就寝することにしました。

時刻は2:00を過ぎたぐらい。


まあ、とりあえずは安心。と思い再び瞼を閉じます。








4:00頃。






「すみませーん」




声がテントの外からします。



あっ、多分炊事場でテントを張ったのでそれに関してだな、と思い、

「あ、はあい」

と寝惚け眼で返事をすると、







「バイク、倒れてますよ」





「えぇ〜…」


初対面の、それも重要な事柄をお伝えいただいたとても親切な方に、あるまじき返答をしてしまいました。


もう見たくなかったですが、見るとやはり聞いたとおりの寸分違わぬ状況とあいなっております。




友達と一緒に創り上げた自慢の自作ホムセン箱は無惨に割れており、中身も全部出てました。

なんかグロい書き方ですね。





しかも風がピューって、飛び出た中身を面白いように飛ばしていきます。

ナイスコンボ!

もう、そん時は笑ってましたよ私は。ははは。



風を見計らってバイクを起こすも、もう少しというところで風が攻撃、耐えて起こしましたが、確実に腰が黄色信号となる始末。今も痛い。

近くの壁に隔てるようにしてバイクを立てかけ、大丈夫となったのは5:00を過ぎたほど。



ちなみにこの辺から咳が止まりません




それでも睡眠欲というのはすごいもんで、やはり横になると寝てしまうんですね。




7:00。





また、「すみませーん」という声がします。



またか! バイク、ちゃんと倒れんようにしたのに!!と自分の詰めの甘さを責めようとしたとき、国家権力御中が私のような醜い愚民畜生にお声を掛けて頂きました。



「一応ね〜ここテントダメなんですよ〜」




しかし、営業時代のスーパー愛想笑いを駆使し、切り抜けます。


まあ、言えばただの職質ですが、なんでも今も続くこの暴風はやはり異常らしく、まあ、今日は仕方ないねとも頂きましたが。



そういえば、バイクが倒れていることを教えていただいた方にしっかりとお礼を言ってないと思い、声を掛けますと、おそらく日本一周をされている、年齢も一緒ぐらいのセロー乗りの方でした。


いわく、僕同様にバタバタしていたようで、荷物が全部水浸しになっていたようです。

なっちゃいましたよー、とか言っておられましたが足元が裸足のままだったので、重々お身体には気をつけてください。とお礼と併せてお伝えさせていただきました。

方角は同じだそうなので、いつか出会えるやもしれませんね。





しかしそのまま、南方面へ下りまして、青森市内までへと進んでおります。

あー、しんどお。



ちなみに、今宵の天候は、今降ってる雨、朝までには止むんじゃん?そのあともまあ多分曇りっしょ☆です。




キャンプ? こえーよ!絶対やんねえよ!ネカフェだよ!!



自遊空間青森西バイパス店にて。




再探百四日目
再探できた都道府県 35 [残り 12]
移動距離 200km [計 12,470km]
出費 ¥5,900 [計 ¥619,200]
(内訳)
・食事代…¥1,700 [計 ¥166,300]
・入浴・宿泊・キャンプ場代…¥2,300 [計 ¥115,900]
・ガソリン代…¥1,700 [計 ¥75,500]
・衣服・洗濯代…¥0 [計 ¥11,300]
・日用品・雑貨代…¥200 [計 ¥49,200]
・バイク修理・用品代…¥0 [計 ¥49,100]
・レジャー施設使用料…¥0 [計 ¥17,500]
・画材代…¥0 [計 ¥7,400]
・フェリー移動費…¥0 [計 ¥51,000]
・その他…¥0 [計 ¥33,100]
※ 十円以下四捨五入