日本、再探紀

日本の魅力を再び、探していくブログです。

バイクによる日本一周の道具まとめ

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バイクで日本一周を、共に旅をした道具達。
自身が感じた重要度別に、製品の使い勝手など併せて示します。



僕の旅のスタイルでは現地の食事を優先し、ほとんど自炊はしませんでした。

以上から。

【重要度☆☆☆】※ほぼ必須

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・テント
必需品。
旅の三分の二はテント泊。
宿泊施設を利用する方は不要だが、金銭面が賄われない人は半強制的に利用することとなる。(自身)

グランドシートとしてルーシート銀マットも必須。ブルーシートは雨対策としてのバイクカバー、レジャーシートとして利用など他の利便性も高い。

[使用製品] North Eagle イーグルツーリングドーム IINE165

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【機能☆☆☆】
・気が利いている。
小物類の充実さは良い。テント内の小物入れは眼鏡と腕時計入れとして使えるし、天井フックはランタンの他ハンガーを吊るして服掛けとしても使える強度。

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・付属のペグとプラスチックハンマーは、ペグの錆・曲がりが出やすいものの、土や河原、砂利場のようなところでもゴンゴン刺さる。
付属品だから、と気にせずぶち入れられるのが良い。予備も数本あったのは良かった。

・テントを縛るのがただの紐だとか、テントの収納袋の生地がテロテロで速攻破け切った、など値段を感じさせるが、致命的な要素ではない。

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・ちなみに始めて買った際は、四隅の輪ゴム止めと、前室の輪ゴムをしっかりと結び直すこと。購入時の結び目だと少しの風で解けてしまう。

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【耐久性☆☆】
・80泊程度の全天候使用。最終的にはインナーテントのポール通しの破れ、アウターテントの破れ、ポールの錆・割れ、などが起こるが、致命的な欠損はなし。そこそこの耐久性だと思われる。
まだ騙し騙し使えそうだが、ポールが竹を割ったように、次々と裂け始め出したので、そう長くは使えないと判断し破棄。

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【耐水性☆☆】
・外に停めた車に行くのも嫌、というぐらいの雨でもテント内に侵入はなし
インナーに触れると水気を感じるが滴るようなことはない。
・ただ、グランドシートを伝って、テントが水溜りに乗っかかっているような構図だと床下浸水した。(当たり前)
グランドシートはインナーテント寸法よりも小さく使用すること。

【防風性☆】
唯一の弱点といっても良いのが防風性。このテントは比較的背が高く、テント内での着座も容易で頭が天井に当たることもないが、それ故に風にはめっぽう弱い。特にテントの空力特性が悪いらしく、アウターテントは常にバタバタと轟音を轟かせ、安眠を妨げる。
また、インナーとアウターを結ぶフックは、そのアウターテントのバタつきで外れやすい。

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【総合☆☆☆】
・安価なテントなのにしっかりと機能を果たしてくれたように思う。
少し重く大きいが、徒歩や自転車ほどシビアに見るわけでもないバイクではベストバイ。
一人しか使わなくて、水準以上の、安価で高機能なものをとするならばこれがおすすめ。

・寝袋
必需品。4月〜11月末までの旅中で、4℃〜47℃ [テント内気温] を賄った。
夏用の安い寝袋があったが、旅の二日目に無くし、実家にあった①昔の寝袋 と、冬用の部屋着として使用していた②DOPPELGANGER OUTDOOR ヒューマノイドスリーピングバッグ DS-04 David の二つを使う。

共に使用最低温度は5℃程だが、雪の降りそうな温度でも二枚着でカバーできた。

mont-bellの#3あたりが一つあればそれでいいと思う。

[使用製品] DOPPELGANGER OUTDOOR ヒューマノイドスリーピングバッグ DS-04 David
人型のなんちゃって寝袋。着ながら動けるのが最大の魅力。

部屋着には最高だが寝袋としては微妙。綿は厚いため夏は使用が難しく、冬は手足が分かれているため熱が分散し暖まりにくい。

寒さが厳しい場合、単体の使用はかなりきつく、他の寝袋との併用必須。
細い人 (自身) なんかは両足をまとめて入れるなど工夫出来るが、人型寝袋の良さを殺す結果に。

また部屋着として使うこととする。

・防水バッグ

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あまり無くてもいいかなと思ったが、結果なくてはならなかった。日本の天候は、その実半分以上が雨と思ってもらって差し支えない。
主にかさばって軽いもの。寝袋、流動的に動く荷物 (炭や食料、厚着の服など) を入れるために使用。
容量が可変出来るため、小回りが効く収納性がよかった。

[使用製品] TANAX タナックス MOTOFizz タフザックW60

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ほぼ百日ぐらい、全天候 (晴れ・雨・風・雪・台風) をこなしたが、水漏れは見られず。
十二分に機能を全うしてくれて満足。
強いて言えば空気抜け用のゴム部が日焼けで黄ばんだのと、バックルが割れたぐらい。

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・バイク工具・用品
[工具、テスター、瞬間接着剤、タイラップ、ビニールテープ、ウエス、車検証、積荷用ネット、バイクグローブ (3シーズン&冬雨兼用)、バイク用下駄、プレクサス (主にヘルメット清掃)、チェーンオイル、潤滑油]

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バイク用下駄はスタンドに敷くもの。ぬかるんだ地面や傾斜した場所での停車で必須。荷物が多いと勝手に倒れてくる。ちなみに旅慣れたバイク乗りの方々は、これを見ると玄人だと感じるそう。

オイル交換や、故障などは例外を除いてレッドバロンで行った。
日本を旅する場合、レッドバロン利用が賢い選択だと思われる。というか他に選択肢がない。

・バイクカバー
持ち運び用とかではなくしっかりとした自宅用がよい。とりあえずホムセンの安い奴を使っていた。

キャンプ地や宿泊施設には屋根がある場所など稀なので、基本は青空駐輪となるが、雨の場合はもちろんのこと、防犯の意味でも旅中は必ず被せていた。雨漏れはもちろんするが、ルーシートと併用すれば問題なし。
急な雨にもすぐさま被せられるよう、巾着袋に入れてバイクに括りつけていた。

・雨具
[バイク用カッパ、レインブーツカバー、折り畳み傘]

晴れの日しかバイクに乗らない、となると全く距離が伸びない。期間が決まった旅なら全天候で臨む覚悟を!

折り畳み傘は街の散策用。
バイク用のカッパは1万越えの上物がよいとのこと。(店員談)

・衣服
だいたい8日で一回コインランドリーで洗うペース。タオルはあまり多くなくても良かった。むしろ雨の日の靴下不足が深刻。

・日用品
[ライト、ティッシュ、ウェットティッシュ、メモ帳、ボールペン、予備眼鏡、コンタクトレンズ、虫除けスプレー、衣服洗剤、単三予備電池 (主にライト)、歯ブラシなど]

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スマホの時代でも、ボールペンメモ帳は必要だった。
衣服用洗剤は、コインランドリーでもちろん買えるし、むしろ洗剤自動投入の機械も多いのだが、あったらあったで便利だし、若干お金も浮く。なにより粉石鹸よりも汚れが落ちそう…な気がする。(アタックネオ)

【重要度☆☆】※あってもなくてもよかった

・調理道具
[テーブル、椅子、コッヘル、バーナー、調味料、ナイフ、お箸、紙皿、紙コップ、手洗い用ソープ、サランラップ、アルミホイル、保冷剤、調理用洗剤、油、その他適宜食材]

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自身は前半こそ調理を行っていたものの、後半はほとんど自炊をすることはなかった。
後片付け等でその日の時間的余裕が無くなるため、現地での食事を優先するため、宿が道の駅の場合での調理が難しいため、が理由であるが、ここは人によってまちまちだとは思われる。

一応2kgの米は常備し、窮した状況に陥っても食べるものはある状態ではあった。

・日用品
[ハンガー二個、柔軟剤、緊急防護アルミシート]
あった方が良いが、上記荷物でそこそこかさばっては来るので、適宜、といったところ。柔軟剤の匂いがした時は、自分に人権があったことを思い出させる。

【重要度☆】※いらなかった…

[カメラ用三脚、カメラ用リモコン、焚き火台、炭、香水、名刺]

・人によるがいらない
三脚はかさばるし、バイク降りてからも移動があるのに邪魔。リモコンもセルフタイマースキルが上がりまくり、結果不要。
名刺は無駄に凝って印刷所に頼んで大量印刷した割りにはほとんど使わず。性格的に「見てねーっ!☆」が照れるからだと思う。人による。
しかしあったらあったで便利 (特に外国の方が面白いらしい) なので、程々がよろしいかと。

デジタルガジェット】※人によって全く変わるので欄外に。

[iPhone5 (32G)、一眼レフカメラ (K-30 18-135mmレンズ)、iPad (2nd 32G)、ポケットWi-Fi (イーモバイルLTE )]

iPhoneはまあ言わずもがな。これがないと、この日数と資金でここまで効率良く周れませんと断言できる。
地図と睨めっこしつつも楽しいのでそれも持っていたが、使い分けていけば良い。

iPadは主に写真の保存・添削・編集用ルートラボの描画
ルートラボとは地図にルートを描くサービス。モバイルでの利用だと、利用当時iPadのみ対応だったので渡りに船とばかりに使用。

・個人的に一眼レフカメラは必須。レンズは18-135mmひとつでもなんとか賄えた。32Gメモリーカード。
積載場所に悩む。バイクで、転倒しても最も安全で壊れにくい場所、タンクバックという結論に至り、衝撃吸収材と一緒に周ったが、数え切れない立ちゴケバイク (SRV250) の振動が凄まじく二度ほどメーカー送りに。直接的な原因かは不明。カメラ本体に打撃なし。→詳細
しかし、防塵防滴という機能と、エントリークラスとしては充実の機能、加えてアウトドア感が僕の琴線をつかんで離さないので、まだ当分はK-30と共に歩みます。

ポケットWi-Fiは…まああったら便利ぐらい。
そもそもなかなかエリアが入らないので。iPhoneの7GB帯域制限の逃げとして持っていたが、その制限にかかることもほとんどなかった。(意外と制限高いのね)
なんでこんな田舎に?って思うところで爆速LTEを発揮することもある。


以上。それでは楽しい一周ライフを!