2013.07.22 山口県山陽小野田市〜広島県安芸郡
日本三大○○。
日本人はこのような言い回しがとても好きなようでして、何かにつけて三大○○と称しております。
日本三大祭り、日本三大庭園、日本三大温泉…
wikiでみてみますと日本三大○○は細かいものも数えますと相当数あるようでして、正直言ったもん勝ちみたいな空気は感じられるのですが、もちろん知名度のある三大○○というのも当然ございます。
そう、みなさんご存知、
日本三景。
天の橋立 (京都府)・松島 (宮城県)・そして、宮島 (広島県) ですね。
そんな日本三景、今回は、宮島へ伺うことができました。
宮島! といえば、厳島神社を思い浮かべる人が多いことと思います。
そう、あの海面に浮かぶ鳥居で有名な霊所にございます。
宮島へは本州よりフェリーで渡るのですが、その大きな鳥居は、渡航中すで姿をおぼろげながらみせておりまして、私含めた観光客一行は、「うわっ!あれちゃうん!?」とざわめき立ち興奮を隠し得ません。
フェリーから桟橋に降り立ち徒歩十数分。
海沿いを歩き、さあ、その鳥居といざご対面! とその姿を目の当たりにしますと、なんと鳥居、地面に普通にぶっ刺さっておりました。
出ました、干潮です。
社も境内も全て干上がられておられます。
そのため、鳥居の足元まで海底を歩いて行くことができ、真近で拝見することができるのは得手でしたが、いやはやどうあれ、まあ、ちょっと、うそーんって感じでした。
満潮まで待てばいいのですが、こんだけ干上がってんのにどんだけ待つのや、と断念、それはそれとして魅力を感じることとしましょう。
あっ、それと宮島の魅力といえば、こちらは案外知られておりませんが、島のいたるところに鹿がいます。
いやまあ、ただの鹿、といえばそうなんですが、特筆したいのは、もう人間の環境に馴染み切っているですね。
だって、あいつら当たり前みたいに店先でお土産吟味してましたよ。まじで。
うーん、もみじ饅頭ベタでええけどな〜。やっぱ日持ち大事やん?とか聞こえてきそうでした。
アホみたいな顔しながらね。
そもそも宮島は島全体が霊場として奉られておりました。
ということは、そこにいる動物達も神格化されていたわけです。
古くは旧石器時代より人間が住まい歴史を作り上げて来た宮島、同じく古くから生息していた動物のひとつに、この鹿がおります。
神格化された鹿は、むやみに人間に殺められることはなく、食物連鎖のカーストから解き放たれ、結果、このような独特な文化が産まれました。
その文化は今でも根強く息づいていて、島の住民の方はもちろん、観光客に対しても鹿に対する節度はいたるところで粛清するよう促されます。
しかし、いくら神格化された鹿、とはいえ、仲睦まじそうにしていた夫婦を後ろから小突き、旦那の携帯を水浸しにし、なんの悪びれる様子もなくくっちゃくっちゃしていたその顔を見ていると、ヘッドロックぐらいはやっても許されるかもしれません。
今夜は野宿〜
再探五十八日目
再探できた都道府県 25 [残り 22]
移動距離 290km [計 6,510km]
出費 ¥4,000 [計 ¥345,200]
(内訳)
・食事代…¥1,800 [計 ¥85,400]
・入浴・宿泊・キャンプ場代…¥0 [計 ¥84,400]
・ガソリン代…¥0 [計 ¥38,500]
・衣服・洗濯代…¥0 [計 ¥7,300]
・日用品・雑貨代…¥1,400 [計 ¥41,200]
・バイク修理・用品代…¥0 [計 ¥41,500]
・レジャー施設使用料…¥800 [計 ¥3,200]
・画材代…¥0 [計 ¥3,900]
・その他…¥0 [計 ¥4,800]
※ 十円以下四捨五入