日本、再探紀

日本の魅力を再び、探していくブログです。

2013.10.14 青森県青森市〜秋田県秋田市

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おぉ〜〜〜〜〜!!
お天道さぁん〜〜!!!



やばい、今日はいい事しかなさそう!!



東北入りをしておそらく初めて、しっかりとした晴れマーク、そして雲ひとつない青空を見ることができました。

天気がいいって素晴らしいね!


湿気くさいテントも日光パワーで一気に解消! こびりついた泥は叩けばボロボロ落ちていきます。



これだよ、これ!
いいですね〜





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その勢いを殺さずに、本日はマタギの里熊牧場へ行って参ります。

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いやー、クマ好きが高じまして、いつのまにか国内にも数少ないクマ牧場の、すでに3つ目をこなそうとしております。


先日の白神山地でもちょこっと触れはしましたが、この日本の原風景とも言うべき山々は青森県〜秋田県にかけて広がっているのですが、実はその山々を巡り、狩人として生きる人々がおりました。




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マタギです。




彼らは独自の価値観と信念を持って、山々の動植物を狩りながら生活を営んでおりました。

本日訪れたマタギの里熊牧場は、北秋田を中心に狩りを行っていた阿仁マタギの拠点から発展したようで、熊牧場の他にもマタギの里という宿泊施設、温泉宿がございまして、賑わいをみせております。



なので、マタギの里熊牧場なんですね。




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クマの種類としてはツキノワグマが主体となっております。

雌雄と年齢によって区域が別けられておりました。

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本日は天候も大変よろしいですので、ウトウトと気だるい午後の空気をまったりとクマたちは過ごしているようです。


また、熊牧場に、大規模な拡大工事が施工されております。

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かつて、従業員3人の被害を出した、八幡平クマ牧場事件は、記憶に残っている方も多いと思いますが、そちらの牧場からヒグマを迎え入れる為、工事を行っているようなのでした。

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ずさんな経営管理が原因で起こった事故。八幡平クマ牧場のクマは、満足な食事もとれずに痩せこけていたと言います。

ここ、マタギの里熊牧場はどうでしょうか。


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ぷくぷくですね。いい事です。



かつては熊をも狩り得たマタギの国に、これだけのクマたちがのほほんと生活しているのは、何処かおかしい気もいたします。

しかし、前述したマタギの独自の価値観と信念という部分、踏み入れますと、彼らにとって熊とはとても崇高な存在だったといえます。

熊を狩猟しますと、本当に捨てるところがない位、毛皮は服に肉は食糧に、臓物は薬に骨は道具にと、生活を潤すことができます。

そんな自然の恵みをもたらす熊を狩る際も、特別な儀式を行い、さながら神と対峙するかのごとく、うやうやしく執り行います。



そのような関係性である両者は、このマタギの里熊牧場内でのおかしな関係性も不思議ではないのですね。


八幡平クマ牧場での事件は、そのようなクマに対する尊敬の念が欠落していた故に、起きてしまったのかもしれません。

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この後は秋田市までバイクを走らせ、ネットカフェ、快活クラブ 秋田広面店にてお休み。




再探百六日目
再探できた都道府県 36 [残り 11]
移動距離 220km [計 12,860km]
出費 ¥7,600 [計 ¥636,400]
(内訳)
・食事代…¥3,000 [計 ¥170,900]
・入浴・宿泊・キャンプ場代…¥2,600 [計 ¥118,500]
・ガソリン代…¥1,500 [計 ¥77,000]
・衣服・洗濯代…¥0 [計 ¥11,300]
・日用品・雑貨代…¥0 [計 ¥57,000]
・バイク修理・用品代…¥0 [計 ¥49,100]
・レジャー施設使用料…¥500 [計 ¥18,200]
・画材代…¥0 [計 ¥7,400]
・フェリー移動費…¥0 [計 ¥51,000]
・その他…¥0 [計 ¥33,100]
※ 十円以下四捨五入